「食」という字は「人を良くする」と書きます。だから、食べまちがいは生きまちがいとなります。
今の子ども達は、「甘くて、塩からくて、濃い味だから、美味い」という単調な味覚になっているのではないだろうか。
「酸っぱい・苦い」は子ども達の苦手な味。しかし、これらの味は、子どものうちからこの味を経験し、いつしか「美味しい」となる味。そして「鰹だし」によって素材・食材そのものの味を活かした「日本の味」は、化学調味料・塩分・糖分を多く使ったものを長年かけて食べれば食べるほど、「味覚」が麻痺し、分からなくなってしまうものである。
「味覚を育てる」というのは「その人の感性を育てる」ということ。そして、味覚は自然の中の体験からしか育たない。幼児の頃から「食歴」に何をどれだけ蓄えているかによって、それぞれの人生が変わってくるといっても過言ではない。
「成人病予防の健康教育」そして「日本の食文化を伝えていくもの」というのは、「食育」の大事な目的の一つである。
「鰹節」は古来から日本の食文化を支え、また、人間の体と心に大変良いものである。そんな「鰹節」で取った「出し汁」を、これからの日本の食文化を支え、作っていく子ども達に伝えていきたいものである。
鰹節の香気成分は実に320種類あると言われている。この香気成分は多種類の成分の複合体である為、鰹本来の香りを人工で作り出す事は不可能とされている。しかし、現在各家庭では「顆粒だしの素」が多く使われている。そのため、今の子ども達は、本物の「鰹節」の味・香り、「出汁」の旨味・香りを知らない事がほとんどだろう。
各々の家庭の食事や外食で「汁料理」を食べる事が少なくなってきている。
その理由として、汁料理を食べると塩分を取り過ぎてしまう、高血圧予防のために汁料理を制限した方が良いといった考えがあるからである。では汁料理には本当にそのような悪影響があるのだろうか。そこで、汁料理について文献で調べてみたところ、「汁料理とは旨味成分の抽出液である出し汁を最大限に活かしたもの」との記述がある。
伝統的な和食の汁料理は、「鰹節・昆布・椎茸」などから出し汁を取り、古来から家庭の食卓を彩ってきたものである。さらに、旨味成分には、「人間の感覚器に心地良さを与え、食欲を増進させる効用」があるのである。
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国産鰹節3種をブレンド。煮出す時間は2分。うどん・煮炊き物・味噌汁等、様々な料理にマッチする、便利なかつお節。
鹿児島県産鰹節使用。煮出す時間は弱火で20分。厚削りの深い旨味が沖縄料理のだしの定番。だしパック同様、濾し布入らずです。
鹿児島枕崎産枯本節をこの道50年の職人、毛利一利が丹念に削り上げたかつお節。雪の様な口どけと至福の香り。上質のかつお節をぜひ。
鹿児島県産鰹節使用。煮出す時間は弱火で20分。厚削りの深い旨味が沖縄料理のだしの定番。だしパック同様、濾し布入らずです。
鰹節職人が手間ひまかけて作った本枯節。旨みを極限まで凝縮し、本来の香りと美味しさを堪能できます。
鋼と地金を組み合わせた鍛造の鋼付きのカンナを使用し、切れ味抜群な鰹節削り器。便利な押さえ木付きで、小さくなっても安全に鰹節が削れます。
桐たんす職人と刃物職人の巧みな技で作られた「鰹節削り器」。一家に一台、末永く使える逸品です。
天日干しで旨味を凝縮。肉厚で豊富な旨味はじっくり煮出すのが旨さの極意。鰹節と合わせて旨味が7倍に。合わせだしが絶妙。
【企画・運営】
浜弥鰹節株式会社 大阪府大阪市生野区鶴橋2-5-18
TEL:06-6731-4385
FAX:06-6712-8218
MAIL:info@katsuobusi.com
浜弥鰹節株式会社のサイトをご覧いただき誠に有難う御座います。
終戦後、大阪鶴橋にて父である先代社長が鰹節・削り節を製造・販売し始めました。敗戦し国全体の活力が失われていた頃、和の心を伝えようと、小さな店舗ながら取り組んで参りました。寝る間も無い慌しい日々でしたが、お客様とのふれあいが楽しく、私達もお客様から元気と勇気を頂きました。
あれから60余年が経ち、「体と心に優しいものを食べて欲しい」、「お客様に笑顔と安心を与えていきたい」という強い信念を今もこれからも持ち続けて参ります。